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■理事長挨拶

日本ヘルスプロモーション理学療法学会へようこそ

director  日本ヘルスプロモーション理学療法学会第3代理事長に選任されましたので、ここに挨拶をさせていただきます。
 ヘルスプロモーションとは,1946年にWHO(世界保健機関)が「健康とは身体的,精神的および社会的に完全に良好な状態であって,単に病気や虚弱でないだけではない」としたことに始まります。その後,1986年のオタワ憲章で「ヘルスプロモーションは,人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし,改善することができるようにするプロセス」と定義されています。つまり,個人の健康管理や健康教育だけでなく総合的な健康政策を展開する事がヘルスプロモーションです。

 一方,日本では世界が,これまでに経験したことがないスピードで少子高齢化・人口減少がすすんでいます。800万人といわれる団塊の世代が75歳となる,いわゆる2025年問題が間近に迫っています。一人当たりの1年間の医療費は,75歳までが約20万円,75歳を超えると約100万円となります。今後,医療費の総額は急増する見込みです。このような高齢社会の中で,従来の医療制度や保険制度では対応しきれない問題が生じ,新たな視点において高齢者のヘルスプロモーションに取り組む必要性があります。

 本学会は,理学療法士や健康増進にかかわるコメディカルを中心として2011年2月に設立され,リハビリテーション医療の中心的役割を担ってきた従来の理学療法に加え,疾病予防や介護予防,健康増進を含んだ包括的な理学療法を「ヘルスプロモーション理学療法」と定義し取り組むことを目的としています。初代理事長の山田道廣先生(西九州大学リハビリテーション学部教授),二代目の溝田勝彦先生(西九州大学リハビリテーション学部教授)に尽力いただき学会の運営も順調に推移しています。会員数は約170名の小規模な学会ですが,それだからこそできる学会運営が特徴だと思います。皆様と活発な議論ができる学会となるよう,ご協力をお願い申し上げます。

2020年4月吉日
日本ヘルスプロモーション理学療法学会 理事長 小野 武也
(県立広島大学保健福祉学部理学療法学科 教授)



■会則

コチラからダウンロードをして閲覧可能(PDFファイル)

■日本ヘルスプロモーション理学療法学会役員・評議員一覧

コチラからダウンロードをして閲覧可能(PDFファイル))
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